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執筆者の写真ian hayasaka

別フレ時代の作品について




こちらの記事にもちらりと書きましたが、 別冊フレンド時代のコミックスすべてとkiss時代の「ADアイコ」の配信を停止いたしました。実は35周年を区切りに…と決めていたのですが、手続きがスムーズに進んだことから5月末日で書店さんから無くなったと思います。発売当時の紙書籍からこれまでご購入くださった皆様には心より御礼申し上げます。

これらの作品は一斉にではなく順次でしたが、約10年に渡り電子配信していただいておりました。さすがに古いですから、「懐かしい!」と思ってくれたかつての読者さんが購入してくださったのではないでしょうか。

別フレ時代の作品は80年代~90年代、「ADアイコ」は2001年刊行ですが、テレビ業界という舞台設定もあり、今とはいろいろ違うのだろうなぁと思い書店さんから外しました。 それもですが、ま、この作品、電子書籍であまり読んでもらえてなかったので……(;'∀')

講談社から刊行されてる現在も配信中の作品は「大人の女はラクじゃない」と奥田英朗先生の小説のコミカライズ「ガール」全2巻です。 実は別フレ時代の作品「キュートな事情」と「スイートベルベット」はビーグリーからの配信なのでまだ書店さんに残っています。この2タイトルは講談社からなかなか配信されなかったので私の方からビーグリーさんに配信代行をお願いしたのでした。たしか2015年頃だったと思います。なので、あと少しだけこのままにしておきます。

今回配信停止した過去作品、いつでも別の場所から再配信も可能なので寂しさはそれほどありません。その時は無料で読める「漫画図書館z」さんにお願いするかもしれませんが現時点ではまったく未定です。

以下、押入れの中にある思い出の一部です。 タイ語版の「pinky a gogo」その下の画像もアジア版のコミックスです。

コミックスもこんなに手をかけて作ってくださっていたのだなぁ…と涙が出そう。

昔の原稿に触っていると写植と変色したセロハンテープがぽろぽろと剥がれ落ち月日の流れを感じます。




80年代に遡り、「むじゃきな関係」のカット。いやいや時代を感じますね、青春の1ページです(笑) この作品は実売部数は他の作品よりずっと劣るのに思い出の一冊として今も大切にしてくれてる方が多くて驚きます。 邦楽洋楽ともにこの頃好きだったパンク、ニューウェーブ、ネオアコを今も時々聴いてはむせび泣いてます。音楽に目覚めて私の人生は動き出したので、どうにもこうにも切り離せない作品です。




下の絵はデビュー後第一作の読み切り掲載時に口絵に載せるイラストを依頼されて描いたものです。つまり初めてのお仕事。カラーインクを買うお金もなく絵の具で塗っています。左のイラストが採用されましたが、一生懸命描いてるなぁ(笑)そうそう、スモーキーなピンク色の洋服が欲しかったんですよ。すでにニューウェーブを聴いてましたが普通の女の子らしい洋服も大好きでした。 デビュー後第一作は同期の上田美和さん、渡辺直美さんと3人一緒の掲載でした。

本当に漫画家としてやっていけるのかな…と不安の方が大きかったです。 辛いこともたくさんあったけど、今振り返ると良い思い出の方が浮かびます。 一昨年、直美さんとはハーレクインで再会、感慨深いです。




今日は一日仕事を休んで懐かしさに浸っておりました。 山のようにある過去作品のイラスト、気が向いたらまた載せますね。


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